この記事では、チラシ・フライヤー・ビラとは何か、それぞれの意味の違い、語源・由来、特徴について解説します。
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チラシ・フライヤー・ビラとは?違いは?
チラシ・フライヤー・ビラは、多くの人への情報伝達や宣伝を目的として大量配布する1枚の紙で構成された印刷物です。今では呼び方が違うだけで同じ印刷物のことを指しますが、それぞれ由来が異なります。
チラシとは
江戸時代から大正時代にかけて商店などが宣伝のために作った刷り物「引き札」。その引き札をまき「散らす」様子から、宣伝目的の印刷物を「チラシ」と呼ぶようになったといわれています。
チラシの特徴
あえてフライヤー・ビラと区別するならば、以下のような特徴のものはチラシと呼ぶことが多いです。
- 主に広告宣伝を目的として大量生産し、新聞やフリーペーパーに挟み込む折込、住宅へのポスト投函によるポスティングいった方法で配布。
- 通常はA4サイズで作られることが多い。より多くの情報を掲載する必要がある場合はA4よりも大きなサイズで作り必要に応じて二つ折りや十字折りにする。大量配布するため安価な薄手の紙を使用することが多い。
フライヤーとは
フライヤーは、日本語でチラシに該当する英語由来の言葉で、大量の印刷物を配布するために上空から飛行機やヘリコプターでばら撒く方法が取られたことから「空を飛ぶもの」を意味する「flyer/flier」と呼ばれるようになりました。
現在、日本国内では国土交通大臣への届け出なしに航空機から物を投下することは航空法で禁止されています。
(物件の投下)
第八十九条 何人も、航空機から物件を投下してはならない。但し、地上又は水上の人又は物件に危害を与え、又は損傷を及ぼすおそれのない場合であつて国土交通大臣に届け出たときは、この限りでない。引用元:e-Gov法令検索(https://elaws.e-gov.go.jp/)
フライヤーの特徴
あえてチラシと区別するならば、以下のような特徴のものをフライヤーと呼ぶ傾向があります。
- 商品・サービスの説明、イベント告知などの目的で、店舗やイベント会場でのラック設置、または手渡しといった方法で配布することが多い。
- チラシに比べて小さめのサイズで、また厚めの紙を使用し、デザイン性が高い。
ビラとは
ビラという呼び方は、江戸時代から寄席の宣伝で使われた紙片「片・枚(びら)」が由来だといわれています。
寄席ビラの画像:
Tokyo Museum Collection (ToMuCo)-東京都立博物館・美術館収蔵品検索-「寄席ビラ」検索結果ページ
ビラの特徴
あえてチラシと区別するならば、以下のような特徴のものをビラと呼ぶ傾向があります。
- 情報伝達や宣伝を目的とし、よく「ビラ配り」と呼ばれるように街頭での手渡し配布、または掲示物として張り出すといった方法を取ることが多い。
- 単色で刷られ、チラシよりもさらに薄い紙を使用することが多い。
※街頭配布や張り紙掲示は警察署や施設などへの届け出、許可が必要です。無許可で行った場合、法に基づいて罰せられる可能性があります。
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まとめ
今回は、チラシ・フライヤー・ビラとは何か、それぞれの意味の違い、語源・由来、特徴について解説しました。由来によってさまざまな呼び方がありますが、あえて区別するほどの違いはなく、どれも同じ形態の印刷物を指すことは理解いただけたと思います。チラシ・フライヤー・ビラを厳密に使い分ける必要はありませんが、迷ったら一般的によく使われる「チラシ」を使用するのが良いでしょう。
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