この記事では、規格サイズであるA判とB判、原紙寸法、書籍や新聞で使用される特殊なサイズ、その他ハガキやL判など、様々な用紙サイズについて解説します。
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用紙サイズ早見表【A判とB判】
A判は国際規格（ISO 216）で定められた仕上りサイズです。1922年に定められたドイツ工業規格（DIN 476）に基づいています。
B判は日本産業規格（JIS P 0138）で定められた仕上りサイズです。国際規格（ISO 216）で定められたB判とはサイズが異なり、江戸時代の公用紙だった美濃紙を元に定めた美濃判に由来したサイズです。
番号が大きいほどサイズは小さくなります。
| 規格 | サイズmm | 備考 |
|---|---|---|
| A0 | 841×1189 | ※A倍 |
| A1 | 594×841 | ※A全 |
| A2 | 420×594 | |
| A3 | 297×420 | |
| A4 | 210×297 | |
| A5 | 148×210 | |
| A6 | 105×148 | |
| A7 | 74×105 | |
| A8 | 52×74 | |
| A9 | 37×52 | |
| A10 | 26×37 |
| 規格 | サイズmm | 備考 |
|---|---|---|
| B0 | 1030×1456 | ※B倍 |
| B1 | 728×1030 | ※B全 |
| B2 | 515×728 | |
| B3 | 364×515 | |
| B4 | 257×364 | |
| B5 | 182×257 | |
| B6 | 128×182 | |
| B7 | 91×128 | |
| B8 | 64×91 | |
| B9 | 45×64 | |
| B10 | 32×45 |
A判とB判の数学的関係
A判とB判ともにアスペクト比は「1:√2」の白銀比です。この白銀長方形は長辺の中点を結ぶ線でちょうど半分に切断して作った矩形も白銀長方形になるという特徴があります。
同じ番号のA判とB判では、A判の対角線の長さとB判の長辺の長さは同じ長さになります。
- 同じ番号のA判とB判では、B判の面積はA判の1.5倍（3/2倍）という関係になっています。
- A判とB判ともにアスペクト比は「1:√2」の白銀比となり、互いに相似の長方形となります。
- 相似の長方形は、面積が3/2倍ならば辺の長さは√3/2倍になります。
- A判の短辺の長さを1とした場合、長辺は√2となり、B判の長辺の長さは√2の√3/2倍なので√3になります。
- 短辺の長さを1としたA判の対角線の長さは、三平方の定理から√3になります。
- B判の長辺の長さとA判の対角線の長さはともに√3なので同じ長さとなります。
A4用紙をきれいに長3封筒に入れる折り方
A4用紙を長3封筒に入れるには三つ折りにするのが一般的ですが、目分量で折るのは少々難しいと思います。ここではA4用紙2枚を使ったよく知られている方法を紹介します。
※注意：均等に三等分で折る方法ではありません。
①2枚の紙を縦横互い違いに重ねて角を合わせます。
②はみ出した部分を内側に折ります。
③重ねた紙を外して反対側の端を折り目に合わせて折ります。
④内側に折れば「巻三つ折り」に、外側に折れば「外三つ折り」になります。
原紙寸法
原紙寸法は日本産業規格（JIS P 0202）で定められたサイズです。原紙とは仕上りサイズに断裁する前の用紙です。四六判は連量（紙の厚さ）の基準としてよく使われています。
| 規格 | サイズmm | 備考 |
|---|---|---|
| A列本判 | 625×880 | |
| B列本判 | 765×1085 | |
| 菊判 | 636×939 | |
| 四六判 | 788×1091 | |
| ハトロン判 | 900×1200 |
書籍や新聞で使用される特殊なサイズ
規格化はされていませんが日本ではスタンダードなサイズとなります。以下の表は一例で、ほかにも様々な規格外サイズが存在します。
| 通称名 | サイズmm | 主な用途 |
|---|---|---|
| AB判 | 210×257 | 雑誌 |
| 菊判 | 152×218 | 単行本 |
| 四六判 | 127×188 | 単行本 |
| 新書判 | 103×182 | 新書、コミック単行本 |
| ブランケット判 | 406×545 | 主要な新聞 |
| タブロイド判 | 273×406 | 夕刊紙、広報紙、フリーペーパー |
A4サイズとの比較
その他の用紙サイズ
以下はプリンターの設定でよく見かけるA判・B判以外の用紙サイズの一例です。
L判
89×127mm
日本で最も一般的に利用されている写真印画紙のサイズです。アスペクト比が3:2か4:3の写真が多いため左右か上下のどちらかが少し切れます。
2L判
127×178mm
L判の2倍のサイズです。
KG判
102×152mm
海外で一般的に利用されている写真印画紙のサイズです。アスペクト比が3:2の写真をほぼトリミングなしで印刷できます。
ハガキ・ポストカード
100×148mm
日本の郵便はがきのサイズになります。
レター
216×279mm
北米で一般的に使用される用紙サイズで、日本のA4と同じような感覚で事務用途で使われることが多いです。米国国家規格協会（ANSI）の規格で定められたサイズで、規格名は「ANSI A」、レターは通称名となります。
リーガル
216×356mm
レターと同じく北米で一般的に使用され、レターと横幅が同じで縦が長い用紙サイズです。主に契約書や法律関係の文書の用途で使われることが多いです。
A4サイズとの比較
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まとめ
今回は、規格サイズであるA判とB判、原紙寸法、書籍や新聞で使用される特殊なサイズ、その他ハガキやL判など、様々な用紙サイズについて解説しました。
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