Illustratorデータ作成ガイド特色(スポットカラー)

CMYKと特色(スポットカラー)について

印刷に使用するインキには、プロセスインキ(CYMK4色)と特色(調合して作るインキ)の2種類があります。
当社の定型印刷商品はすべてプロセスインキによる「プロセス印刷」で行うため特色はご利用いただけません。
※オーダーメイド印刷での特色指定の場合は除く。

図のようなマークがつくものが「特色」になります。入稿する際には、削除するか、プロセスカラーに変換する必要があります。

特色(スポットカラー)のプロセスカラー変換方法

特色(スポットカラー)は一度使用するとスウォッチパレットに登録され、その後に使用したオブジェクトを削除しても、パレット内には特色が残ったままになります。入稿するデータではパレット内に残った特色もプロセスカラーに変換するか削除してください。

■特色(スポットカラー)をプロセスカラーに変換する方法

(1)スウォッチパレットにある「特色」を選択して、パレット右上にあるオプションメニューから[スウォッチオプション]を選択するか、パレット内の特色アイコンをダブルクリックして[スウォッチオプション]を出します。

スウォッチオプション

(2)スウォッチオプションが表示されたら[カラーモード][スウォッチ][CMYK]に変更します。

スウォッチオプションが表示されたら[カラーモード]を[スウォッチ]→[CMYK]に変更します

(3)次に[カラータイプ][特色][プロセスカラー]に変更します。
※グローバルのチェックは付けたままにしてください。

次に[カラータイプ]を[特色]→[プロセスカラー]に変更します。

(4)「特色」が「プロセスカラー」に変更されると下図のように右下の黒丸がなくなります。

「特色」が「プロセスカラー」に変更されると下図のように右下の黒丸がなくなります。

■特色(スポットカラー)をごみ箱に入れて削除する方法

スウォッチパレットにある「特色」を選択して、右下のゴミ箱で削除してください。
削除されると自動でプロセスカラーに変換され色調が多少変化しますが、その場合はCMYKの状態で色の調整をお願いします。

スウォッチパレットにある「特色」を選択して、右下のゴミ箱で削除してください。

特色を使用したデータで入稿された場合は、自動変換されます

特色(スポットカラー)を使用したデータで入稿された場合は、当社にて自動でプロセスカラーに変換します。その際、色がCMYKで表現できる範囲内に置き換わりますので、必ず入稿前に「プロセスカラー」に変換してご確認ください。


PDF入稿の場合

当社規定のPDF形式(PDF/X-4)以外のPDF形式(X1aなど)で入稿され、なおかつ特色が使われていた場合による自動変換は、画像がなくなったり、何らかの不具合が発生する可能性がありますので、必ず上記手順で特色をプロセスカラーに変換後、PDFを作成してください。

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